ソウルから忠清北道(チュンチョンプクド)の永同(ヨンドン)を往復するイベント列車『
ワイントレイン』というのが走っていると聞き、おもしろそうなので参加してみました。
朝8時半にソウル駅に集合。イベント列車は「ワイントレイン」と「ワイン&朝鮮人参トレイン」の2種類があり、ワイントレインの方は参加者のほとんどが韓国在住の外国人たち(でもみんな若い。たぶん20代前半かな。アラフォーはうちら以外に数名いただけ)で、ワイン&朝鮮人参の方は年配の韓国人のみなさんが多かったです。列車の外観はこんなかんじ。写真手前は人参列車、奥はワイン列車です。
列車の中も特別仕様で、席はすべてソファになっていて、中央にはワインセラーが置いてあり、壁にはブドウやワインの写真が貼られていてました。 乗った瞬間からイベントが始まってるかんじです。なんせ参加者には若者が多いから、ノリがとっても若いし、テンションが高いー!ついていけなかった私…(苦笑)
列車の中では4種類のワインのテイスティングをします。チーズやクラッカーなどのおつまみも出してくれました。でも、そんなにいいチーズではないと聞いていたので、我が家は自宅からマイチーズを持ち込みしちゃいました。4種類のワインの中から気に入ったワインをリピートしつつ、3時間近く列車に揺られると、目的地の永同(ヨンドン)に到着です。
永同駅から観光バスに乗り込み、10分ほどで『ワインコリア』という韓国のワインメーカーが所有するワイナリーに到着です。ここでランチビュッフェを食べつつ、ワインを飲みます。
ただ、とーっても残念なのが、列車の中でふるまわれた白ワインもそうでしたが、このワイナリーで出された白ワインもまったく冷えておらず、ぬるい。ぬる燗か?っていうぐらいにぬるい。なので氷をもらって自分で冷たくしてから飲みました。そして、ランチの後は人参列車の人たちとは別行動。彼らはバスに乗ってどこかへ行ってしまいました。
ランチの後はワインの入ったフットバスにみんなで入りました。20分ぐらい足を浸けて葡萄ジュースを飲みつつまったり。フットバスを出た後は、ぶどうのエキスを配合したフットクリームを塗らされました。効果は…あったのか、なかったのか、いまいち実感できず。でも、午前中からワインを飲み続けていたので、気分がサッパリはしたかなぁ〜。
その後はカーヴやセラー、地味なミュージアムなどを見学していきます。この時点でなんせもういいかんじに酔っぱらっているので、申し訳ないけどもどこを見てても「ふーん」ってかんじでした。
韓国の英雄(?)ヒディングさんもこのワイナリーを訪問したらしく、写真が飾ってありました。そして売店にはヒディングのワインも売られていました。1本4万ウォン(約3000円)と、決して安くないお値段。誰が買うのかな〜?その後も時間まで芝生の上でまったりとワインを飲みつつ過ごしました。
そして次に再びバスで15分ほど揺られて向かった先は、韓国の伝統的な楽器のミュージアム。そこで演奏を聴き、その後はみんなで太鼓を打ち鳴らして体験レッスン。指導してくれた先生が「みなさん、いいかんじに酔っぱらってますねー」とおっしゃってました(笑)
5時過ぎにミュージアムを出発し、6時頃の列車に乗ってソウルへ出発(ここで朝鮮人参を抱えた韓国人グループと再び合流)。帰路でもワインが飲み放題です。軽食としてバナナやキンパ、マフィンにゆで卵が配られました。朝10時ぐらいから飲み続けているため、みんなご機嫌に大騒ぎです。韓国人のおじちゃん&おばちゃんが大勢乗っていた隣の朝鮮人参車両は、みんな歌って踊って大フィーバー!こちらよりも大盛り上がりの大宴会が繰り広げられていました…。
このイベントで飲むことができるのは、韓国産のワイン5種類とポップンジャ酒(ラズベリーのような味の山いちごのお酒)のみなんですが、そのうち4つが甘かった…。韓国では甘いワインが好まれる傾向があるのかなぁ?甘いお酒が苦手な私たちは、必然的に2種類だけをずーっと飲み続けたのでした。
ちなみにこの『
ワイントレイン』は交通費、飲食費などすべて込みで1人9万ウォン(約6700円)でした。ちょっと高いかなぁと思うし、リピートはしないなぁ、1回経験できれば十分だなぁってかんじですけど、でもまぁ、1日中遊べてけっこう楽しかったです。
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